樽前山
支笏湖の南にそびえる樽前（たるまえ）山は、火口の中に熔岩円頂丘を持つおもしろい形の三重式活火山で、夏は手軽に登れる山として人気がある（そうな）。
モーラップ山の南の林道入り口まで車で入れる。バスなら、モーラップスキー場入り口から、少し歩く。この道は、七合目の山小屋まで通じていて、冬期は除雪されず、ＸＣでのんびり行くにはちょうど良い道である。緩い登りを２時間ほど行くと、小屋にでる。食事は出ないが、暖房がしてあって、休むのに良い。宿泊もできる。
ここから先は急斜面になる。エッジ付きの板にシールを付けて頂上を目指す。無立木の斜面はどんどん急になって行き、シールも効かなくなってくる。アイスバーンになっていると、アイゼンがないと頂上は難しいだろう。シールをはずし、下に見える小屋目指して大滑降。コースは自由だが、雪が悪いと苦しんだりしそう。
小屋でしばらく暖まってから、林道をのんびりと下って行く。
帰りは、支笏湖畔に寄れば、温泉もある。
装備：小屋まではＸＣライトツーリング。樽前山頂までは、テレマークにシール。アイゼンが必要なこともある。
踏査時期：３月上旬
所要：モーラップ〜小屋 往復約４時間
小屋〜山頂 登り約１時間 下り技術次第
注意：樽前山は、火山活動が活発なときは、登山禁止になる。