ニセコアンヌプリ北壁〜イワオヌプリ
山スキーのツアーコースとしてあまりに有名なコース。
アンヌプリ山頂には、ひらふアルペンリフトが一番近い。リフト終点から、スキーをかついで一登り、山頂に着く。東には羊蹄山、西には純白のニセコ連山の展望が広がる。
ここでスキーを履き、北壁を降る。北壁下部から、花園ゲレンデに出られるようになったため、アルペンスキーヤーが大量に入り込むようになってしまったのが残念である。
標高差約500m、深雪の一枚バーンで、雪が良ければ、最高の滑りを味わえる。滑り出しは、クラストしていることがあるので、注意。あまり下り過ぎると、登り返しが大変なので、ブッシュが現れる辺りから、イワオヌプリとの鞍部を目指して、左寄りに滑り込む。
午前中で、北壁がアイスバーンになっている場合は、アンヌプリ山頂から東側の日の当たっている斜面に滑り込み（とはいってもかなりの急斜面、滑落注意）、左にトラバースしながら回り込めば、北壁の下部に出る。
雪に埋もれた道路に沿ってしばらく進み、イワオヌプリに取り付く。イワオヌプリをパスするなら、このまま道に沿って行けば、五色温泉に着く。まず、南側の台地に登り、斜面を斜めに横切りながら山頂を目指す。かなり急斜面で、雪崩には充分気を付けなければならない。雪が不安定なときは、潔くあきらめよう。
山頂からは、登って来た台地に向かって滑降、そのまま南に進むと、眼下に五色温泉が望める。滑り降りて、雪に囲まれた露天風呂で一風呂浴びて行こう。
五色温泉からは、南に向けてゆるやかな斜面を登ると、見返り坂に出る。左の沢に沿って滑り降りて行くと、アンヌプリスキー場の下に出る。ゴンドラに乗れば、ひらふ・東山各ゲレンデに降りられる。
また、見返り坂から右に進み、モイワ山の南を回り込むと、モイワスキー場の上部に出る。
踏査時期：３月上旬・４月上旬
地図：５万・岩内
用具：テレマーク、シール必携。イワオヌプリに登らなければ、カット付きならシール無くても可。