1999/02/16 広河原〜佐々里峠
船越 信
交流の森コースの後、まだ昼過ぎなので、他にＸＣに向いているコースはないかと探してみる。以前例会で行った久多峠は、「通行止め」とは書いてあるものの、不完全ながら除雪が入っていて、車も通っているようで、やはり例会には使えそうにない。
次に佐々里峠に行ってみる。広河原スキー場から先は、ゲートが閉まっていて、全く車が入れないようになっていて、「完璧」なＸＣコースである。いそいそとスキーを履いて歩き始める。このコース、京都ＸＣ最初期には例会になっていたはず。その後はなぜか例会になることなく、私も初めて行くことになる。
この道は、「林道」ではなくて、一般の車道で、幅も広くて明るく、傾斜も緩やかで、交流の森コースよりずっと初心者向きである。その分変化に乏しいのはやむを得ないか。それでも高度を上げるに従い、展望もよくなってくる。積雪は、1.5ｍほどもあろうか。
1時間半ほどで、佐々里峠に到着。地図では「石室」となっている、お地蔵様のほこらを兼ねた小屋があって、休憩できる。佐々里方面へ降りる道も、ちょっとだけ行ってみる。後は、広河原に向かって滑り降りる。今日の好天でだいぶ雪が緩んでいて、一人でラッセルしただけのシュプールでは思うように滑らない。麓までたどり着いたときには、かなり疲れてしまっていた。
このコースも、バスが利用できて、距離もそう長くなく、斜度も緩やかで、初心者でも十分楽しめるコースであると思う。
さて、車での帰り道、大布施から片波山に登り、大杉の近くを通る、「例の」林道をのぞいたのだが、工事中で除雪が入っていた。最近の北山、やたらに林道が増えて、困ったものなのだが、出来てしまったものは使わせてもらうという立場に立つならば、来シーズンは覗かせてもらおうとも思うのだが……
