5/31 柳生街道ハイキング
船越 信（CL）
初夏の終わりを告げる快晴の下、11名の参加者が集まりました。近鉄奈良駅前からのバスは、乗客が多いため、臨時に増便。ところがその増便バスに乗ったのは我々メンバーのみという貸切状態で、忍辱山円成寺(にんにくせん えんじょうじ)に到着。
今日のコースは、柳生と奈良を結ぶ柳生街道の約半分、こちらから行けば、登りのほとんどないお手軽コースです。前半は、なだらかな樹林帯の中の道をのんびり歩きます。リーダー一家は、子連れとあって、ペースは上がらず、いつもみんなから大きく遅れて迷惑をかけるのですが、今日のメンバーは良く心得てくれて、ちょっと行っては休んで待っていてくれます。リーダーが遅れるんやからしょうがないか。
午前中、楓の調子が出ず、お父さんの背負子に入ってしまいます。さすがに重い。ざっと20kg。ところが、これで歩いても、ほとんど汗をかきません。林の中は、本当に爽やかで、快適です。こんなに気持ちのいいハイキング日和はめったに無いといっていいでしょう。菫は元気で、ふざけながら歩いたり、お母さんに抱っこされたり。
昼前に、峠の茶屋に到着、草餅を食べ、近くの木陰でお昼にします。おにぎりを食べると、楓は元気。「膝が痛い」と言っていたのも忘れて、どんどん歩いていきます。代りに、午前中元気だった菫が、お父さんの背負子に。たちまちぐっすりと寝入っていました。
ここからは、滝坂道の下りが続きます。所々にある石仏を見ながら、石畳とぬかるみの多い道を下って行くと、奈良の町に到着。林から出ると、途端にカッと照りつける陽射しが暑い。木陰を求めて、奈良公園の中を歩きます。
春日大社参道に出たところで、ひとまず解散、思い思いにそれぞれ、公園の中を駅に向かいました。わが家も、復活した菫も含めて子供達が鹿にお菓子を上げながら、のんびりと歩きました。
参加者：11名
柳生街道の感想文
吉田信秀
４年前に朽木で歩くスキーをはじめました。
今までひとりで北八ツに出かけていましたが、偶然ニフティの山のフォーラムで京都ＸＣのインターネットのＨＰを知ることになり、参加させていただきました。
集合場所がわからず、お騒がせしてすみません。 奈良公園での解散のとき、感想を依頼されてはたと困りました。まったく予想していなかったからです。
「山岳俳人」を自称しているのですが、友人からはいっこうにレベルが上がらないという俳句・短歌で今回はお許しを。
「新緑の柳生街道歩いたら 我くたびれて鹿とたわむる」「寝仏の顔を探して石畳」
弦秋