1997/3/8,9 大山・二つのＸＣ大会

船越　信　

◎3月８日（土）　　大山国立公園記念スキー大会　

　３月の８日と９日には、２日続けて大山周辺でＸＣ大会がある。子供連れだと、二人そろって出ることはできないが、これなら交代で一人ずつ出られる。という訳で、８日のこの大会には友紀子が、９日は信が出場することにした。

　７日夜、家を出発、中国道、米子道を経て午前３時頃、大山寺のいやに高い駐車場に到着。朝、菫を背負い、楓の手を引いてゲレンデに向かう。駐車場からはかなり歩かなければ、それも上り坂。雪が凍っていて危ない。

　やっと受付のセンターハウスに到着、楓をトイレに連れていくあいだ、友紀子は受付に。トイレの後、受付に行ってみると、友紀子が呆然と立っていて、「名前がないねん」えーっ、なんでや、ちゃんと申し込んだはずやのに、係りの人もいろいろと調べ回ってくれた結果、アルペンの受付に行っていたことが判明。ＸＣの受付にはちゃんと名前がありました。

　プログラムを見ると、おっ、成年女子は出場者１名！完走すれば優勝や。ところが、「走法・クラシカル」なに〜、クラシカル〜？！止めワックスなんか持ってきてへんで。どないしょう。しかしこれもプログラムのミスで、走法はフリーでした。よかった。

　ＸＣの会場は、ここからまたかなり歩かなければならない。楓はゲレンデの雪の上を歩くのが面白いようで、元気に歩いていく。さて、コースは、雪不足のため、一周５kmの予定が４kmしか取れず、15kmは12km、10kmは８kmに変更となった。成年女子は８km。

　30秒置の時差スタート、友紀子の次は坂根さん、あっという間に抜き去られ、スタート直後の長い上り坂、姿がなかなか見えなくならない。

　帰ってくるのを待っているあいだ、楓とスキーの練習をしたり、雪だるまを作ったり。菫は背負子の中で眠っている。楓は、緩い斜面でバランスを取りながら少し滑れるようになった。友紀子の姿が見えると、「お母さんがんばれー！」の大声援。結果は、完走したので優勝です。坂根さんも成年男子で優勝、坂根Jr.は、明日に力を残したのか、もう一つでした。

　その後、駐車場までテクテクテクテクと歩き、今夜の宿、鏡ケ成へと向かったのでした。鏡ケ成では、京都ＸＣのメンバーと合流、夜は駐車場にテントを張って、大宴会となりました。

　

◎３月９日（日）　奥大山チロルの里全国スキーマラソン大会　

　鏡ケ成には珍しい晴天の下（レース中に烏ケ山が見えるのは初めてだと主催者も言っていた）、今年のこの大会には、京都ＸＣから10人が参加した。競技の部の参加者が230人ほどなので、その約４パーセントが京都ＸＣという計算。なかなかの盛況ですな。

　ここでも雪不足のため、１周10kmのコースが7.5kmになり、10kmは7.5km＋3km、15kmは7.5km×2、30kmは7.5km×4となりました。ということは10kmでなく10.5kmか。頑張ってね。

　さて私は15km。去年1時間8分だったので、今年は1時間を目指してトレーニングを始めた早々の１月、ぎっくり腰になってそれ以来ほとんど練習できず、まあ完走できればいいということで。

　約500人、歩くスキーの部も合わせた一斉スタートなので、スタートダッシュが肝腎。スケーティングなんか出来ないので、板を揃えて、ストックを引っかけないようにひたすら漕ぐ。高津さんはここでこけてしまい、かなりタイムロスしたようだ。ストック折られなくてよかったね。やっぱりクラス差スタートにしてくれたほうが安心だと思うが。

　滑り出したが、雪がべたべた、板は滑らない。わー、滑らん、滑らん、どないしょう。ワックスええ加減やったしなあ。そしてたちまち露わになる体力不足。後半の登り、雪も腐り、踏ん張るにも踏ん張れず、尽きかけた体力は空しく雪の中に吸い込まれて行くばかり。

　２周目途中まで公ちゃんと抜きつ抜かれつであったが、結局離され、後ろを見ると津田さんが迫ってくる。へとへとになってゴール。去年よりずーっと遅くなってしまいました。

　高津さんがスタートのトラブルにもかかわらず15位、さすが国体選手。そして坂根さんが10kmで念願の優勝、坂根Jr.も中学男子の部で優勝と、親子での栄冠を手にした。一番長く滑っていた藤永さん、お疲れさま。

　楓はレースのあいだ、「スノーマンコンテスト」で、大きな雪ウサギを作っていました。

　

◎3/8　大山国立公園記念スキー大会・ＸＣの部

　　　＜一般女子・８km＞　完走１名

　優勝　　船越　友紀子　 　　52分36秒2

　　　＜中学生男子・８km＞　完走10名

　７位　　坂根　大郷　　　　 30：41：8

　　　＜成年男子・１２km＞　完走３名

　優勝　　坂根　一弘　　 　　39：00：3

　

◎3/9 奥大山チロルの里全国スキーマラソン大会

　　　＜一般男子・１５km＞　完走49名

　15位　　高津　雄々史　　1：02：12：6
　26位　　田中　公人　　　1：18：51：0
　28位　　船越　信　　　　1：26：21：1
　29位　　津田　保　　　　1：23：28：4
　39位　　藤永　憲　　　　1：37：27：3

　　　＜一般男子・１０km＞　完走39名

　優勝　　坂根　一弘　　　　 33：00：7

　　　＜一般女子・１０km＞　完走14名

　 7位　　漆松　郁美　　　1：01：02：8
　10位　　八田　美紀子　　1：14：47：3

　　　＜中学生男子・１０km＞　完走30名

　優勝　　坂根　大郷　　 　　37：02：6

　

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