＜敦賀＝新保�b木の芽峠�b言奈地蔵�b二ツ屋＞
吉田 英司
今まで山スキーで歩いているとき、テレマークスキーに軽快に抜かれたことが何度あっただろう。そのたびいつかはテレマークでツアーに行こうと思っていた。やっと念願がかない木の芽峠ツアーに参加させていただきました。集合場所の京都駅につくと、リーダーの中村さんに声をかけていただきホッとする。集合場所には、テレマーク講習会に参加しておられた方もおられ、初心者は僕一人でないことがわかり、なお安心する。
京都駅からは長浜行きの快速に乗り、窓から景色をながめていると、すっかり春めいており、田畑の新芽がまぶしく見え、春の日差しが気持ちいい。遠く見える比良の雪景色を見ていると、絶好のツアー日和であることがうかがえる。
長浜で敦賀行きに乗り換え、風景も変わってきたが、メンバーの多くが１ヵ月前と雪の量が違うので驚いている様だった。
そうこうしている間に敦賀に着き、タクシーで新保に向かう。新保に着くと靴をはきかえ、林道をめざして歩き出す。途中ふきのとうが咲いており、一所懸命摘んでいる人もいた。
林道に入ってスキーをつけ歩き出すが、所々雪が切れており、つけたり脱いだりして林道を少しずつ登って行く。道が大きく曲がったところで、もう雪の切れ目もなくなり、雪もゆるんできたので快適に高度をかせいで行く。やはりスキー板が軽いので登りはたいへん楽だ。アイスバーンではあまり止まらなかった板も、雪がゆるんでくると意外と急な斜面も登れるので、苦もなくスキー場に着く。スキー場から少し登ったところが木の芽峠で、そこで昼食のため、大休止する。
峠付近で少しスキーを楽しんだ後、二ツ屋へ向かう。峠からはスキー場を二つトラバースし、言奈地蔵を通り、一番北のゲレンデを下まで滑ると二ツ屋までの登山道に出る。そこからは木やブッシュが多そうで滑りにくそうなので行くのを迷うが、行ってみると意外と簡単に滑ることができ、橋を越えた後は快適な下りで、アッという間に林道に出た。後は林道を滑るだけで、ここでもヒールフリーの有効性で快適に下ることができた。
林道も畑のあるあたりに来ると除雪してあり、あとは歩いて二ツ屋に着く。やはり板が軽かったせいか、山スキーだと内ももの筋肉が張るが、それも無く、たいへん快適なツアーだった。
あとは滑れるようになればもっといろんな所へ行けるのになあとつくづく思いました。これからもう少し練習して皆さんに迷惑をかけないようにしたいと思います。その時はよろしくお願い致します。
参加者 １５名